久しぶりにちょっとヨガ哲学について書きたいと思いまーす。
以前Yamasについて簡単に触れたので
今回はNiyamasについて!
簡単に言えば
Yamasはやってはいけないこと。
Niyamasはすべきこと。
今回はやったら人生が潤う5つのことについて書いていくよー!
Niyamas : やったほうがいいこと
1 : Socha (ソウチャ)
2 : Santosha (サントーシャ)
4: Tapas (タパス)
3 : Svadhyaya (スワディヤーヤ)
5 : Isvara Pranidhana (イシュワラ・パラニダーナ)
Socha (ソウチャ):清浄
ソウチャとは浄化、純粋、清浄を意味する。
浄化は心や体の重荷を軽くすること。
重荷を軽くするという意図であればどんな浄化の方法でも良い。
純粋はあるがままの自分を認めてあげること。
自分が感じている感情を隠したり見て見ぬふりをするのではなく、
ちゃんと受け入れること。
清浄は心と体が今この瞬間にいること。
その場にいても明日のことや過去のことを考えていると心はその瞬間にはいない。
まとめると心身の重荷を軽くする。自分の感情に素直になること。今この瞬間に意識を置くこと。
Santosha (サントーシャ):知足。
サントーシャは知足。
よく聞く「足を知る」に近い内容。
満足や幸せは外部からもたらされるものではなくて
日々の感謝によって自分の内側からもたらされるもの。
自分の軸を持って生きる。
そうすることで外部からの刺激や感情に
膨大なエネルギーを使うことがなくなる。
好きなものを求め過ぎることも
嫌いなもを避け過ぎることはエネルギーを無駄に消費する。
追い求めすぎないこと。
雑音も不満も自分が作り出している物語にすぎない。
自分の軸に穏やかに留まりながら
心をオープンにして感謝の気持ち持ち続けようね。
Tapas (タパス):自己鍛錬
タパスは強さをもつ素晴らしい人間になるための確固たる努力。
肉体と思考の悪習慣を焼き払う毎日の選択。
タパス(自己鍛錬)を行うことで自分の特性を変えて
人生の起こることに耐え得る存在にする。
そのためには自分の意思で自己鍛錬に耐える必要がある。
それは絶望的な状況に耐えることであり、
何かを犠牲にする必要がある。
毎日の練習を重ねることで不快な感情とうまく付き合う能力を高める。
危機がもたらす浄化(カルタシス)は壊れて潰れるか、壊れて開けるか。
自己鍛錬においてカルタシスは避けては通れない。
毎日ヨガの練習を行うことを「サダナ」と言う。
「サダナ」は精神的規律。規律を守ることが満足を得る。
落ち続ける水滴が石の形状を変えるように
練習の継続が変化や充実感をもたらす。
Svadhyaya (スワディヤーヤ):自己の探究
スワディヤーヤ(自己の探究)は自分の本質は箱に囲まれた魂だと知ること。
自分を知り、自分を囲む箱について知ることで
自由への道を見つけられる。
多く人は自分を囲む箱を自分自身だと認識している。
自分を囲む箱はエゴや価値観や信条であるだけで
本来は箱に囲まれた魂が神でありあなた自身である。
囲っている箱が人それぞれ違うから
人それぞれ見ている世界が違う。
自分の信条や価値観が自分の世界やストーリーを作り出している。
それを知るには人と関わっていくこと。
他人が自分の信条に反したことをすると無意識に苛立ちを覚える。
その苛立ちを良い、悪いといった判断を下すことなく
ただ傍観する。自分の感情を観察する。
また
人の魂を川に例えると
川自体は純粋で美しい=魂
その川に考えやストーリー、価値観が流れているだけであって
あなた自身は何も変わっていない。
瞑想は傍観する力を育ててくれる。
Isvara Pranidhana (イシュワラ・パラニダーナ):降伏
「降伏」は人生をコントロールしようとせず
ただやってくる出来事をそのまま楽しみ
今という瞬間にしっかりと繋がる強さと
運命の流れにのる柔軟性が大切であるということ。
人生を川の流れに例えると
私たちの魂は川に流れる氷の塊である。
恐怖は私たちを凍らせ、固まらせる。
リラックスして、固まった思考や体をほぐすことで
氷の塊は溶かされ、人生の流れにのることができる。
自分の要求を通そうとしたり
人生をコントロールすることは
激流に自分の要求を突きつけているようなもの。
激流の中で進むために
流れや岩の力、転倒を避ける能力を身につけていくこと。
その瞬間に与えられた要素をうまく使う=受け入れる
変えられない物事の主導権を手放すこと
あなた自身がやるべきことをやる。
エゴを手放し運命に受け入れ
降伏することでもっと人生は輝く
ということがNiyamasの教えです。
詳しくはYamas Niyamasって本を強くおすすめします。
ヨガの教えって素晴らしいね
See ya!